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2004/01/31

今更小沢健二の『LIFE』を聴く
2004/01/31 21:15:49
by himukai about Music | コメントは受け付けていません。

このエントリーは長いですよ。前半は自分語りなんでそーゆーのが嫌な人は読まなくていいです。後半は的はずれな全曲解説をしております。

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LIFE / 小沢健二 [Amazon]

フリッパーズ・ギターを熱心に聴き始めたのは、『ヘッド博士の世界塔』 [Amazon] 以降なんで、細かい事は知らないけど、正直当時は小山田圭吾の影に隠れて目立たない印象があったなぁ。i-d Japanに連載を持っていて楽しく読んでたんだけど、連載途中で突然解散したのでびっくりした覚えが。

92年からしばらく渡米する機会があって、その時『ヘッド博士』と『Colour Me Pop』 [Amazon] (ベスト盤)を持っていって、しばしば聴いていた。そんなある日、大学の図書館にある一週間遅れの朝日新聞にオザケンの『天気読み』 [Amazon] とライブの広告が載っていた。「尾崎じゃん!」と、またびっくり。

結局その印象が悪く、帰国しても『犬は吠えるがキャラバンは進む』 [Amazon(但し97年に再リリースされた『dogs』)] は聴かなかった。コーネリアス、オリジナル・ラヴ、ピチカート・ファイヴは激しく聴いてたのにね。

94年中頃から突然オザケンの露出が多くなり、そのキャラクターとクイック・ジャパンの『拝啓小沢健二様』を読んでしまい、なんとなく悪い印象を持ってしまい『LIFE』を聞きそびれる。

96年、突然SDPにはまるが、最初に買ったアルバムが『サイクルヒッツ』 [Amazon] だったため、ブギーバック初体験が小山田バージョン。そのままずるずると現在に至る。

しかし、今年になり『刹那』を聴いてたら、突然『LIFE』が聴きたくなって去年山のようになった在庫を確認しているBOOK-OFFに行ったが、一枚も無い。3件ほど回ってみても無い。レコ屋に行っても無い。仕方ないのでAmazonで購入。

という事で各曲の感想

1.愛し愛されて生きるのさ
オープニングを飾るにふさわしい名盤を予感させるワクワク感あふれる曲。70年代初めの良質なニューミュージック(キャラメル・ママとか)のような雰囲気(深く突っ込むのは禁止)。真城さんのコーラスがイイですなー。

2.ラヴリー
実質上のタイトルトラック。この曲でブレイクしたのかな?オザケン的解釈のR&Bという感じ。7分以上と長い曲だけど、それを全く感じさせない絶妙なアレンジ。

3.東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディ・ブロー
王子様と仔猫ちゃん的な関係が最も際だってるカリプソ風の曲。「カモーン!オーイエー!グッグォーン!」が嬉し恥ずかしい感じ。

4.いちょう並木のセレナーデ
アルバムから唯一『刹那』に入ってる(ライブだけど)ところを見ると一番のお気に入りの曲なのかな?『ボディ・ブロー』とは対極的な、王子様的印象からは無縁に聴ける曲。

5.ドアをノックするのは誰だ?(ボーイズ・ライフ・パート1:クリスマス・ストーリー)
オザケン的解釈のモータウンというかフィリーソウルというか。イントロのストリングスだけで昇天しそうですな。

6.今夜はブギー・バック(ナイス・ヴォーカル)
名曲。難点があるとすればこれまであまりにもSDPバージョン(『スムースラップ』の方)もしくは『あの大きな心』を聴きすぎてるんで、まだ違和感が残るとこかな?あとSDP部分は『スムースラップ』とは別録りなんですね。カラオケにはこのバージョンしか入ってないんで、気持ちよく歌えなかった思い出が痛恨の一曲。

7.ぼくらが旅に出る理由
もう数百万回も言われてると思うけど、この曲のクレジットにはポール・サイモン入れておいた方がいいのでは?もう解決してるんだろうけど。いや、イイ曲なのは否定しませんが、そればかりが気になる。『You Can Call Me Al』パートと『Late In The Evening』パートが無くても十分成立する曲だと思うんだけどなぁ。

8.おやすみなさい,仔猫ちゃん!
全く初めて聴く曲はこれだけだったりするのですが、微妙な寂寥感が最後にふさわしい曲ですな。もしかして彼は本当は山下達郎になりたかったのかな?とふと思いました。他の曲では歌唱力不足をカバーするアレンジをしていますが、この曲ではすこし色気が出て馬脚をあらわしてるような感じが。

9.いちょう並木のセレナーデ(リプライズ)
オルゴールです。ここにも達郎趣味が。

結論:名盤。これを聴かなかった10年は大きな損失だったと確認。食わず嫌いはいかんですな。

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