ランダムプレイの悦び

2004/04/26 19:14:59
by himukai about Music

『iPod』のシャッフル再生で音楽の聴き方が変わる (HotWired Japan)

すこし古い記事ですが気になったので。

CDを大量(基準はいろいろあるだろうけど200枚以上程度とします)に持ってると、いくらお気に入りとはいえ、積み重なったCDの山の一番下から取り出すのは危険だとかいう理由で、なんとなく聴かなくなったCDというのは結構あると思います。昔はそれを取り出し、「このCDを聴くんだ」という意識をもって聴いてたりしてたのですが、iPodを買ってから、何でもmp3化し、とにかくiPodに入れておくという楽しみが出てきました。『ニューヨーカー』誌で音楽評論を担当するアレックス・ロス氏によると…

最近になってiPodを手に入れたらしいロス氏は、今年2月の同誌の記事で、「私は未来を見た。その未来とはシャッフルだ」と書いている。

アルバムを最初から最後まで通して再生するといった、古臭くて堅苦しい聴き方をやめて、再生する曲を音楽プレーヤーに無作為に決めさせることが人気を集めている。そうすることで、思いがけない取り合わせの曲が前後して再生され、それが往々にして面白い効果を生むのだという。

「プレーヤーをシャッフルの設定にして、次にどの曲をかけるかを任せてしまうのは、ちょっとスリリングだ。この小さな機械は、しばしばジャンルの壁を打ち破るので、私は音楽の聴き方を改めさせられた」と、ロス氏は記事の中で書いている。

『HotWired Japan』より引用

全くその通りで、付け加えるならば、イイ曲が突然ラジオから流れて来たときの衝撃が、ランダムプレイによって味わえる、自分専用のラジオ局を持ってる感じですかね。

しかし反対意見もあって、

シンシナティ大学でマーケティングを教え、曲が頭から離れなくなる現象についての研究を行なったこともあるジェイムズ・ケラリス教授は、ランダムなシャッフルは一部の世代にだけ受けている可能性が高いと語る。

ケラリス教授は、ランダムなシャッフル再生は「MTV世代」――「脳がダメージを受け」、集中を長時間持続させられなくなった若者――に支持されている可能性が高いと述べている。

「個人的には――といっても、多く頑固オヤジの気持ちを代弁していると自負しているが――オペラの全曲であれポップスのアルバムであれ、アーティストが決めた通りの曲順で音楽を聴くことは価値があると思う」とケラリス教授は語る。

これも一理あって、買ったばかりのCDは、飽きるというか、少なくとも1回は曲順通り、普通に聴くのがいいですな。ただ、飽きて、聴かなくなったCDはランダムプレイにより曲を単独で聴くことによって新たな魅力を感じるのも事実のような気がします。

こういう事を考えると、数日前のニュースのような「1000曲も入れば十分」という見方にはなんとなく違和感を感じるような。小さいのは魅力的ですが、それよりも持ってるCDが全て納められるという方に魅力を感じます。3.5inのハードディスクを使った『iPod BIG』なんてのが出てもいいんじゃないかな。

ただ、この手法の問題は、いちいちCDをmp3化するのがめんどくさいという話しで、それの解決法としてはこんなのがあります。

手持ちのCDをMP3に変換してくれる有料サービスが登場 (HotWired Japan)

CD1枚1ドルほどで、CDコレクションのすべてをアーティストとアルバムごとに整理しMP3ファイルに変換してくれるという、素晴らしいサービスを提供してくれるそうです。合法的なのか微妙ではありますが、いいですねー。

参考:
RipDigital
海外からの依頼も受け付けてるみたいです。

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