ジョン・デロリアンさん死去
2005/03/21 20:51:22
by himukai about Obituary
J・デロリアン氏死去/米自動車会社創業者
(四国新聞)
ジョン・デロリアン氏(米自動車会社創業者、自動車開発者)AP通信などによると、19日、脳卒中に伴う合併症のため米ニュージャージー州の病院で死去、80歳。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050321000149
1925年、ミシガン州デトロイトに生まれの彼は、パッカードに技術者として1952年に入社。その後1956年にゼネラルモーターズに入社し、1965年にはポンティアック・ディヴィジョン担当の史上最年少副社長としてGTOの開発に携わり、現在まで続くスポーティーなイメージを築き上げました。そしてシボレー部門の重役になり、対輸入車用サブコンパクトカーのヴェガの開発に携わったのち、1973年には訳あって退社。この間のいきさつについてはJ・パトリック・ライトとの共著による『晴れた日にはGMが見える(On a Clear Day You Can See General Motors)』に書かれています。
その後、ジョニー・カーソンやサミー・デーヴィス・Jrなどからの出資を受けデロリアン・モーター・カンパニー(DMC)を設立。1981年にはイギリス政府からの補助金を受け、北アイルランド・ベルファスト近郊で有名な『デロリアン DMC-12』を生産開始しました。
この車はロータスのコーリン・チャップマンが設計に参加し、リアにPRV(プジョー・ルノー・ボルボ)製2.8LV6を搭載するシャシー。そしてジョルジェット・ジウジアーロがデザインした無塗装ステンレスのガルウィング・クーペ・ボディという魅力的なスタイルを持つ車でした。
しかし最高出力が130psとパワー不足だったり、当時のイギリス車と同じく品質的な問題、予定価格を遙かに超える価格、そしてデロリアン氏自身が麻薬取引に関わったとされる疑いでイギリス政府から調査をされるなど(結局無実だったのですが)様々な問題が生じ、1982年10月19日にはイギリス政府から工場閉鎖が発表され、12月24日に生産が停止されるまでのトータルで約8500台が生産されるにとどまりました。
その後『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして使われるなど再評価がされる一方、離婚問題などで約40件の訴訟を抱えるなど波乱の人生を送っていたようです。
個人的にはいわゆる『スーパーカー・ブーム』が終わって、普通の車に興味が出始めたころに丁度発表され、『リアリティのある』夢の車の大量生産を目指したという点で感銘を受けた覚えがあります。まあ、グラマラスなライフスタイルはともかくね。
John Z. DeLorean さんのご冥福を祈ります。
参考:
John Z. DeLorean, Father of Glamour Car, Dies at 80 (The New York Times) [要登録]
コメント/トラックバック(0件)
以下のコメント/トラックバックは、記事”ジョン・デロリアンさん死去”についてのものです:
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
