2005/10/20
メルセデスEクラスのディーゼルが日本でも発売
2005/10/20 19:52:09
by himukai about Automobile | 4 comments
独ダイムラー、「来年日本でディーゼル車発売」と発表 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20051019AT1D1908L19102005.html
ディーゼルエンジンの乗用車といえば、1980年代はかなりの台数が売られていて、たとえばいすゞジェミニとかだと販売台数の過半数がターボディーゼルエンジンを搭載していたような印象があるのですが、ここ数年人気が低迷し…というか全く売れないので、現在販売されているのは一部のSUVのみとなっています。
一方ヨーロッパでは以前からディーゼル乗用車自体人気があったのですが、最近では直噴コモンレールエンジンで、同排気量のガソリンエンジン以上にパワフルな新世代ディーゼル車が人気を博しています。
日本で新世代ディーゼル車がほとんど(直噴コモンレール自体はトヨタのランドクルーザー・プラドとハイラックス・サーフに搭載されています)販売されてこなかったのは、やっぱり粒子状物質(PM)すすの問題があり、その先入観もあり、なんかダウンワードスパイラルにはまってるんでしょうな。
そんな日本で、ダイムラー・クライスラーの次期社長のディーター・ツェッチェ取締役が、来年ディーゼル車を投入することを決定したそうです。
導入するのは高級車種「Eクラス」のセダンとステーションワゴン。ディーゼルエンジンを搭載した乗用車は国内ではほとんど普及していないものの、欧州では新車販売の5割弱を占める。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20051019AT1D1908L19102005.html
ヨーロッパでは二酸化炭素排出量が少ないディーゼル車は『エコ』であると見なされ、日米で人気のあるハイブリッド車は「人間性に疑いを持たれずに地球を救う方法」(英Car誌のプリウスに対する評価)って皮肉られてるくらいあんまし人気がない(というかトヨタしか無いんだけど)。まあ、低速走行が多く、バッテリーに充電しやすい日本とは走り方が違うんで、そんなにメリットが出づらいのが理由なんだろうけど。
参考:
ディーゼル車イメージは「騒々しい」「環境に悪い」、最新車の認知度低迷 (日経BP)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/404601
参考:
わかる! 環境にやさしいディーゼル車 (NEDO)
http://www.nedo.go.jp/kaisetsu/evm/ev02/
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ヨーロッパと日本では燃料の質が違うのが評価の分かれ目だという話を元売企業の方から聞いたことがあります。
北海油田の原油は硫黄分が少ないそうで、低コストで軽油ができるのですが、硫黄分の多い中東原油に頼っている日本では同程度のエコロジーな燃料を作るのには脱硫過程でコストがかかるとのことでした。
そんなわけで日本でのディーゼルはNOxと引き換えというエコとは程遠い燃料の安価さが評価されているわけで、物流コストなど経済に直結する価格問題を解決しないとスタートラインに立てないというマイナス面を負っているんですね。
軽油は安いというイメージがなくなれば(=値上げして良質な燃料だけになれば)エコを売りにしたディーゼル車が売れるようになるかもしれませんね。
現状ではハイオク専用車を買うような感じになるんじゃないかな。しかもディーゼルで?って疑問符付で。
イメージを変えるのはなかなか難しいような気がします。
comment from んちば on 2005/10/20 21:27:03
昔ディーゼルの乗用車に乗ってた人は、やっぱり基本的に安いから乗ってたわけで、そういうのがニセ軽油とかの温床にもなってるんでしょう。
北海油田と軽油の硫黄分の関係は知らなかったです。なんとなく今の状況が納得出来ますね。
comment from ひむかい on 2005/10/21 17:13:09
軽油ですが、依然として「日本の軽油は質が悪い」と言う間違った解釈をされている方が多い事に疑問を感じております。
日本ではすでに残留硫黄分10ppm以下という世界一品質の良い軽油が、昨年1月から出回っておりDPFへの被毒や、NOxも低減されています。
ですから「日本の軽油は質が悪い」と言うのは今や過去の話となっています。
参考にリンクを記載しておきます。
石油連盟 ~サルファーフリーについて~
http://www.paj.gr.jp/html/data/eco/lowsulphur.html
PEUGEOT307HDi:DAY382 日本の軽油
http://blog.goo.ne.jp/peugeot307hdi/e/cbb1e48fae057da6e662b4e33abc3aef
comment from DeepSky on 2006/02/21 00:21:02
正直なところ、以前行われていたネガティブキャンペーンと、石油連盟の広報の不足が『日本の軽油は質が悪い』と思われている原因でしょうね。特に前者は非常に影響力のある人が行ってたこともあり、(私を含めて)ほとんどの人がそう思っている可能性が強いのかも。
また、残留硫黄分10ppm以下の軽油が出回り初めて1年少しで、私自身も、毎日Responseとか自動車雑誌を結構読んでるわりに、この事を知らなかったのは、まだ認識をアップデートするにも不十分な期間と情報量だったのでしょうね。
あと、コメントですこし触れてますが硫酸ピッチを使用して作られた『不正軽油』問題もさらに誤解を悪化させているように思います。
comment from ひむかい on 2006/02/21 21:00:04
